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国会での野党議員と一人の経済成長否定論者

だいぶ昔の話だが、テレビで国会中継を見ていたことがある。ただ、多くの野党議員の論議の進め方に胡散臭いものを感じたため、長続きはしなかった。くどいようだが、胡散臭いと感じたのは議論の内容ではなく、その進め方のことだ。

そのやり方で形式上は相手をやり込めることができるのだが、実りのある論議とはならないというもので、簡単に言うと、自分の考えを述べる代わりに、あいての答え方に制限をかけた質問をするというやり方だ。

例えば「それでは、あなたは環境破壊を容認なさるのですね?」と質問する。くだらない揚げ足取りや、本筋とはあまり関係のない末節に対する質問にうんざりしている政府の一員が、うかつにも「はい」か「いいえ」と答えたら、それはもうその野党議員の術にはまっているのだ。「はい」なら「政府与党は環境破壊を容認した」とマスコミを利用しがなりたて、「いいえ」ならその野党議員が気にくわない建設計画が行われそうになると「それは環境破壊につながるが、政府は環境破壊を容認しないといったはずだ」となる。

「はい」か「いいえ」で答えさせるとか、なにかしらの条件をつけた上で答えさせるのは、卑劣なやり方だ。殊に相手をやり込めようとしているときには。もちろんそれらの制限を付けた上で自問自答するなら、自分の議論を発展させるための手段となり、卑劣でもなんでもない。

といったことを、経済成長論者への質問という記事を読んで思い出した。この記事の作者である雑草さんは残念なことに、上記のような議論の進め方をしているために、議論の内容いかんに関わらず我輩は共感をもてなかった。

さて、雑草さんの議論の内容をみてみると、「有限の地球で」「このまま経済成長を目指すと絶滅する」ということだ。

実は「有限の地球で」の部分に、太陽からのエネルギーや宇宙からどんどん降り注いでいる水などで反論しようかとおもったのだが、我輩が間違っていることに気がついた。太陽や地球にも寿命があるとされていて、永遠に地球が存在するわけではないのだから当然「有限」である、と。我輩の間違いに気づかせてくれた雑草さんに感謝する。

そして雑草さんの議論を見る限り、人類が地球以外の場所に移住することは想定されていないことを指摘しておく。

すると「このまま経済成長を目指すと絶滅する」の部分に必要のない条件が付けられていることに気づく。それは「このまま経済成長を目指すと」という条件だ。

簡単に言うと、地球は有限なのだから、人類はいつか滅亡する。経済成長とはなんら関わりなく。

つまり「あなた方の間違いは、地球の資源は無限にあり、廃棄する場所も無限にあると言う事から出発している事です。」という雑草さんの言葉は、なんと雑草さん自身を批判していたということになる。地球自体がなくなるのだから、資源もへったくれもないのはいうまでもない。

人類から個人レベルに落として喩え話をしてみよう。我輩は飲兵衛で、最近ちょっと体調がよくない。そこで名医として誉れの高い雑草さんに診察してもらった。そして雑草さんからいただいたありがたいお言葉は、「肝臓をやられてるね。酒はやめたほうがいいよ」だった。ここで我輩は、「てやんでぇ、酒が飲めないなら死んだ方がマシだ」とうそぶくか、それとも「よし、酒は金輪際止めて長生きしてやる」と考えるか、あるいは「全く酒がないのもつまらんし、すぐに死ぬのもいやだから、たまに少しだけ飲むことにしよう」などと考え、そのうちの一つを採用することに決定し実行した。ただし、どの方法を採択したにせよ我輩は死ぬ。

個人なら自分で決定し実行することができるが、人類レベルではそうもいかないことも蛇足として書いておこう。なぜかというと、例えば国連で「じゃ、来年から経済を1/10に縮小しましょう」と決定しても、誰かが「日本は食糧自給してないので、今すぐに極端な経済は縮小できません」(これは雑草さんの言葉)などと言い出し始めるのは目に見えているからである。

雑草さんが人類の滅亡という観点から批判した経済成長はそれにはあまり関係がなく、またその代替案として提出した経済縮小案は実現不可能なのであった。

このところ雨が続いていた上海だが、昨日から太陽が出ていて正に晴れ晴れする気分だ。さて、犬を連れて散歩することにしよう。
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【2009/01/24 09:40】 | # [ 編集]


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