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談合は悪≠平等な入札は善

棒に怒る日本人という秀逸なブログがある。論理を重んじるその内容に感銘を受けることも多く、本ブログでも勝手にリンクしているほどである。

ただし談合は悪!には、せいぜい半分しか賛成できない。談合は悪だとして、それに代わるものが提示されていない。ベンダソンさんは競争がお好きなようなので、競争つまり平等な入札を念頭に考えているものと予想できる。この予想は間違っているかもしれないが、談合を批判する議論ではたいていそれが代替案となっているので、このまま話を続ける。

平等な入札についての短期的な短所について、これも本ブログからリンクしているかな◆KANAtaylfcのBlog談合容認論は実態経済が解っている証拠からお借りする。

例えば1ヶ月で人件費100万+材料費他で100万円、合計200万円程度の仕事があったとして入札を行います。
この入札が行われる時期に他の仕事が動いていれば200万円の札を入れるのでしょうが、仕事が全然無ければ150万円にしてでも札を入れなければ、抱えている職人さんや作業員を喰わせる事ができ無くなるわけです。
この場合、何が起こるかというと50万円のマイナス分をどこかで穴埋めしなくてはいけないわけで、例えばサービス残業で穴埋めするとか、材料をケチって穴埋めするとかがあり得るわけです。

もうこれだけで、ベンダソンさんの表現を借りると「平等な入札は悪!」と言える。

平等な入札にはさらに長期的な短所もあり、そのほうがより大きな問題かもしれない。それをオハナシとして書いてみよう。

我輩は建設業界の中でも一二を争う企業を動かせるとする。そして触手をA県に伸ばそうと企んでいる。さて、ここでかなさんが上で仮定したような仕事がA県の三つの市区町村にあることを耳にする。

地元の零細会社が、仕事がないため思い切った金額で、例えば180万とか150万とか、入札してくることが予想されるため、我輩は全て120万で入札し、仕事を勝ち取る。もちろんかなさんが懸念されたような悪さをしつつも、やはり赤字となってしまった。

しかしA県での次の機会にもやはり同じような金額で入札し、赤字を出し続ける。我輩の企業には体力があるからここはじっと耐える。そして仕事がなくなった地元の零細会社がつぶれるのを待つのである。

そして競争相手がいなくなったところで、200万のところに500万と入札しウハウハ状態となる。もちろん他の大手企業との間には暗黙の了解があり、例えばA県は我輩の天下である代わりに、B県には手を出さないのである。

かくして平等なはずの競争が不平等をもたらす。スタート地点での条件が同じでないのだから、見かけ上はともかく、本質が平等なわけがないのは考えてみれば当たり前だが。

これは単なるオハナシだが、「平等な入札は悪!」ということは短期的にも長期的にも言えそうだ。上で「談合は悪!には、せいぜい半分しか賛成できない。」と書いたのはこういうわけだ。

さて、それではどうしたらいいのだろうか。上では短所ばかり指摘したので、両者の長所をみてみよう。

談合の長所:地元の零細会社を保護・育成する
競争の長所:努力を促す

これを統合できる手はないだろうか。もちろんある。ゴルフでもボーリングでもよくやるあれである。つまり競争の際にある程度のハンデをつければいいのだ。

具体的な計算方法は専門家にお任せしたいが、例を挙げるとB市で入札が行われる場合、入札する企業が前年度にB市に支払った税金に、なにがしかの係数を掛け、その数字を入札額から引くといった感じだ。

地元に雇用機会を提供し、より多くの税金を支払っている会社が、地元になにも貢献していない会社と同じだというのはおかしい。地元企業を大切にしろというのは、本ブログでも書いていることだが、我が国はまずなによりも日本人のために存在しているのであり、外国人は二の次だという考えにつながる。
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この記事に対するコメント


出来事様、トラバ有難うございます。

さて、談合の是非ですが、私は違法だから悪としております。

この点を除けば、談合が悪か否かは視点をドコに置くかで意見の分かれるところだと思います。是とするなら、法改正し合法化すれば良いでしょう。

自宅を建てるとき談合を容認して高値になったとしても、当人の勝手で自己責任、弱小ハウスメーカー側からは感謝されるでしょう。

しかし公共の場合、損するは納税者ですから、納税者が納得するか否かが判断基準でしょう。貴兄の論理も納税者の立場で皆が納得するのなら異論ありません。

取り急ぎ
よろしくお願いいたします。
【2007/01/16 10:16】 URL | ベンダソン #- [ 編集]


何かとっても納得できました。
前から『談合は全て悪』というのが腑に落ちなかったんです。
日本は談合多すぎとか、日本の体質だとか…。
話し合いが悪いわけじゃなくて、お互いにもたれ合って品質を保てなかったり金額を下げる努力がされなかったりが困るんですよね。
無分別な競争は税金使って自分たちを弱らせることになっちゃう。
【2007/01/16 11:02】 URL | K #1jhbtX.k [ 編集]


実はこのハンデ入札は制度的には経済理論で提唱された時代があります。ただ、このハンデ制度は請負事業形態を進化させてしまいます。大手がハンデなしで入札するに大して、大手がハンデの大きい幽霊法人を作って入札して業務を受注させてしまえるわけです。
私が端的に言うならば、そもそも平等という概念からして唾棄するものでしかないと思います。そういう意味では、「平等な」という概念そのものを否定しているので、大筋では合意です。
この善悪論がそもそも間違いという根源的なお話になりますが、そもそも入札目的は安く請け負うことだけを視座にしていることに着眼するべきだと思います。
これと同じようにALL EVILなのが、官僚の天下りだったりするのですが、程度論というものを踏まえて議論する土壌が必要ではあります。なぜかポピュリズム激しい現代はゼロサムで決定され、アナログな程度論みたいなものが消えつつあるとも感じますが・・根拠はないっす
ついでに言えば、日本的というか民主主義的な政治の妥協と調整という意味での日本の国会の機能も・・・・・独り言です
完璧な方法があれば、それを選択しているわけで、完璧がないから問題なんですけどねw
【2007/01/25 18:33】 URL | 冥王星 #- [ 編集]

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